今年も7月に入り、夏本番を迎えて暑さが厳しくなってきましたね(*_*;

この夏の期間は色々と悩み事が再発したり、心身の疲労が溜まりやすい時期となっていますので、心身の不調や気力の低下から、様々な霊的な影響を受けやすくなったりします。

そういう時は、普段から不動明王様を信仰されている方でも、更に強力な助けとなる仏様として、五大明王(不動明王を含む五体の明王)に援助を頼まれると良いと思います。

五大明王とは、不動明王を中央として、それぞれ四方(東西南北)に配置され、あらゆる方向から迫る煩悩や災厄を押さえ込んでくださる明王のことです。

それでは、中央の不動明王と、四方に配置された明王を、それぞれ簡単にご紹介します。

北方:金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう) 北方を守護し、不空成就如来の権化とされる明王です。

煩悩を打ち砕く法具である金剛杵などを持ち、激しい忿怒相で、仏法を守護するとされています。 
また、堅固な決意と守護の力を象徴し、誓いを貫き、修行を妨げるあらゆる障害を砕く明王とされ、古来より調伏や息災の本尊として信仰されてきた明王です。

お姿は、三面六臂(3つの顔・6つの腕) 手に利剣、輪宝、弓矢、五鈷杵、金剛鈴を持たれています。

東方:降三世明王(ごうざんぜみょうおう) 東方を守護し、阿閦如来の権化とされる明王です。

過去・現在・未来の「三世」にわたり諸悪を退け、貪瞋痴(とんじんち)=仏教で人間を最も苦しめる三つの煩悩「貪(むさぼり)・瞋(怒り)・痴(愚かさ)」の「三毒」と呼ばれる心の毒を滅ぼすとされている明王です。

お姿は三面八臂(3つの顔・8つの腕) 手に降三世印を結び、金剛鈴、三鈷鉾、弓矢、利剣、白蛇(索)などを持っています。
足元には、大日如来に従わない大自在天とその伴侶の烏摩妃を踏みつけ懲らしめており、彼らを踏みつける降三世明王の両足は「禅定」と「智慧」を、それぞれ意味しているとされています。

南方:軍荼利明王(ぐんだりみょうおう) 南方を守護し、宝生如来の権化とされる明王です。

頭に髑髏(ドクロ)を冠し、首や手足に瓔珞(首飾り)や臂釧(腕飾り)として蛇を巻き付けた姿で表されます。
蛇が執念深い動物と考えられることから悪心を飽きることなく懲らしめるとされ、阿修羅や悪鬼などから人間を守護し、煩悩・毒・病(熱病・諸病)などを焼き尽くして浄化し、障害を取り除いてくれる明王と信仰されています。
また、病気平癒や息災延命の威力にも勝れた仏であるとも言われています。

お姿は、一面三目八臂(1つの顔に3つの目・8つの腕) 手に大瞋印を結び、五鈷杵、宝輪、三鈷斧、白蛇(索)などを持っています。

西方:大威徳明王(だいいとくみょうおう) 西方を守護し、阿弥陀如来または、文殊菩薩の権化とされる明王です。

人々を害する毒蛇・悪竜や怨敵を征服するとされる明王で、死や恐怖、強大な敵対勢力をも圧倒する大いなる威力を表し、障害を打ち破り勝利をもたらすという事から、古来より戦勝祈願の本尊としても信仰されています。
その名の通り、大いなる威徳(威厳・仁徳)を持つ明王です。


お姿は、六面六臂六足(6つの顔・6つの腕・6つの足) 水牛に乗り、手に壇陀印を結び、利剣、三鈷鉾、宝棒、白蛇(索)などを持っています。

中央:不動明王(ふどうみょうおう) 真言密教の最高位と位置づけられている大日如来の化身とした姿です。
五大明王の中心として中央に位置され、大日如来の命を受けて、四方の明王(それぞれ違う側面の迷いや障害などを担当)全体を統括されています。


古来より、現世利益のお不動さまとして、日本で一番多く人々の信仰を集めている仏様の一人です。

不動明王は、「大日如来」が人々の悪心を調伏するために忿怒の姿で現れたもので、火焔の中に自身を住せられ、自らを火焔そのものにすることによって、あらゆる煩悩を焼き尽くすという姿勢を示されています。

右手に持たれる剣で三毒(貪瞋痴)の煩悩を断ち切り、左手の羂索(けんじゃく)という縄で、あらゆる衆生を引き寄せ正しい道に導いて下さいます。

また、右手の剣は闘うための武器のように見えますが、実は違っています。
この剣は密教法具の三鈷杵の三つの爪の内、真ん中の爪の部分が伸びて剣の形になったものです。
三鈷杵の威力である魔を打ち砕き、厄災や煩悩をはらう法具の威力を、剣という形で断ち切ってくださいます。

左手の羂索は、五色の縄の事で、五大要素「地」「水」「火」「風」「空」を、地(黄色)・水(白色)・火(赤色)・風(黒色)・空(青色)を表しているとされています。

この五色の縄で、煩悩から抜け出せない人を縛り上げてでも救い出そうとされています。
不動明王の忿怒のお顔は、悪を仏の道に導かんとする決意の表れであり、火炎によって煩悩を焼き払い、右手の剣で煩悩を断ち切り、左手の五色の縄で、煩悩から抜け出せない人を縛り上げてでも救い出そうとされる、厳しくも優しい慈悲の明王です。

また、お不動さまは右目を開き、左目を細く閉じる天地眼で全ての世界を見通し、唇を噛み牙を突き出し、仏法を害する物に対して怒りの表情をしています。

1本に編んで左に垂らした髪(弁髪)は慈悲を、頭頂の蓮華は人々が本来持っている清らかな心(仏心)を表しています。

以上、少し長くなりましたが、これらが五大明王と言われる明王様です。

私は毎日のお祈りの時に、沢山の仏様のお名前を唱えます。 今回の五大明王様にも、今ある困難や厄災から抜け出せるように頼んでいます。

京都にある、東寺(教王護国寺)では、立体曼茶羅として五大明王の仏像が拝観できます。

講堂にある五大明王の仏像を拝観しながら、自分の心の中の拘りや執着心に気付けるように、それらを取り除いて貰える様にお祈りすると、今の悩み事の解決方法などに気付かせて貰えたりして、悩み事が小さく感じられる様になったり、何でこんなに悩んでたのかと思えるようになったりします。 

霊的な影響から苦しまれている場合は、浄化してもらえたりします。 
その際は、物凄い気が押し寄せるので少し疲れますが、お祈り後はスッキリされると思います。

それから、五大明王の画像を見たり、思い浮かべながらお祈りするのも、イメージが降りやすいので良いと思います。

今回は五大明王でしたが、色んな仏様と縁を繋いで、助けや導きを受けながら、今の困難を乗り越えて行きましょうね。